いま私たちができること、必要な支援は

高橋教授は、「何の不自由もない生活を送れることが不思議な感じです。ニュースを見る度に心が痛み、被災地のことが常に気がかりです。気持ちが落ち込みがちなので、目の前の仕事を粛々とやろうと自分に言い聞かせています。」と話しています。
避難中は、地域の人々の結びつきを感じることもあったそうです。「一人暮らしの高齢の父に、近所の人や民生委員が声をかけてくれたことに感激しました。子供時代の私を知る人も多く、しっかり地縁が根付いている地域だと思います。」
経済・経営を専門とする高橋教授は、いま私たちができること、必要な支援については、「一般の人が今すぐできることは、震災地への金銭的支援です。自発的な災害ボランティアや個人の物資送付は現場が混乱するので、震災募金やふるさと納税、地産品の積極購入をお願いしたい。」としています。
厳しい寒さの中、ライフラインの復旧状況も容易ではない被災地。高橋教授は、「状況が落ち着いたら、ボランティアに行って、何かお役に立ちたい」と話しています。
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