4000人の作業員がやって来る? 島のホテルは多くが満室に

地元経済にも変化が出始めています。種子島の人口はおよそ2万7000人。概ね4年間の工期中に投入される作業員は、馬毛島で今後整備される宿舎への滞在者も含めて、ピーク時で4000人ともいわれています。

種子島では、すでに多くのホテルや民宿が作業員で満室。レンタカーの需要も増えて予約がとりづらくなっています。

「国の動きについていけない」 反対派に危機感

この状況に反対派の市民団体は、危機感を強めています。
(反対派市民団体・山内光典会長)
「相手(国が)先手を打ってくるから、私たちの反対運動がついていけない」「(苦労して)考えないでも、お金が入って来るが、騒音被害どうする、観光業への影響はどうする」

「経済効果には期待」も、基地計画の話になると…

カラオケ店をおよそ30年営み、地域の商店街組合の代表も務める平川浩さんです。

(カラオケ店経営 平川浩さん)「人が増えているのはプラス効果だが、効果を感じる体験ができていない」「期待はしているが、何とも言えない」

「経済効果に期待はしている」と話すものの、基地計画の話になると…。

(熊本教授)「基地整備でいろんな負担も来ると思うが?」
(平川浩さん)「賛成・反対の話は分からない。答えにくい。ちょっと人間関係がギスギスしているところもある」