基地整備へ進む“宝の島” 今の姿に元島民は…


かつては500人以上が暮らし、漁業と農業で栄えた馬毛島。基地整備で大きく変わろうとする現状に、元島民は…

西之表市で漁業を営む山下六男さん(84)です。戦後の食料難で、19歳で開拓団として馬毛島に渡り、20年ほど暮らしました。

 

「賛成・反対で語り切れない」

漁業権の一部放棄には同意しましたが、複雑な思いも…。

(熊本教授)「海にも関わってきて、馬毛島で生活して、今、基地建設が始まっているが?」

(元馬毛島島民 山下六男さん)「私が馬毛島にいたころはもっと漁が良かった。宝の島だった」「(漁業権放棄について)皆さんどう考えているか分からない。寂しいが、(同意したほうが)いいと思う」

(熊本教授)「賛成・反対で語り切れないものがある」