必要なのは「後発地震注意情報」発表プロセスの可視化
筆者の思い描く「予告」情報に最も近いのが、「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」だ。
もともと「後発地震注意情報」は、巨大な「後発地震」への注意を促すという点が「南海トラフ地震臨時情報」(以下、「臨時情報」)とよく似ているといわれる。とりわけ情報発表時に呼びかける防災対応の内容は「臨時情報(巨大地震注意)」と同じである。
けれども2つの情報の流れを比較すると(図表-4)、「臨時情報」に付されている「調査中」「巨大地震警戒」「巨大地震注意」「調査終了」の4つのキーワードが「後発地震注意情報」には存在しないなど大きく異なる点があり、実は似て非なる情報といえる。

「後発地震注意情報」には、基本的に<発表する>か<発表しない>かの二択しかない。「臨時情報」と比較して発表の流れがすっきりしているように見えるが、それは「先発地震」の発生から情報発表までのプロセスが外部からは見えず、発表に向けた作業が行われているのかどうかさえわからないことの裏返しでもある。














