14日、山口県美祢市の秋吉台で恒例の山焼きがあり、衣服に火が燃え移り消防団員の男性が死亡しました。

山焼きは枯れ草を燃やして、新たな芽吹きを促す秋吉台の早春の恒例行事です。

美祢市や警察などによりますと、午前10時15分ごろ、消防団員で美祢市の会社経営の男性(58)の衣服に火が燃え移りました。男性は病院に運ばれましたが、全身にやけどを負っていて死亡しました。

現場は秋吉台の西側のエリアで、消防職員2人と消防団員22人とが活動していました。

篠田洋司 美祢市長(秋吉台山焼き対策協議会 会長)
「市民の命を守ることができなかった。失ってしまったという事実を重く受け止め、痛恨の極みであります」

篠田美祢市長は会見で「作業マニュアルどおりに実施されたか検証する必要がある」とし、有識者や専門家の意見も聞きながら、総合的に検証する考えを示しました。また、今後の山焼きについては「未定」としています。

秋吉台の山焼きでは2017年にも火入れに参加していた男性(48)が死亡する事故が起きています。

また、去年は風や雪のため延期が続いたうえ、十分な火がつかずに一部を焼いただけで終了しました。

山焼きを調査している大阪市立自然史博物館外来研究員の荒木陽子さんは「去年の燃え残りなどで今年は草の量が2倍近く多かった。草の量が多いことや、乾燥していたことで火の勢いが強くなったのではないか」とみています。