「先発地震」に気づかない可能性
過去約100年間の先発地震49例からは、「後発地震注意情報」の発表条件を満たすMw7.0以上の地震が、必ずしも地上に強い揺れをもたらすとは限らず、人々が揺れを体感できない可能性が浮かび上がった。一方、津波が約4分の3で確認されているため、津波注意報で「先発地震」に気づく可能性は比較的高そうだが、津波注意報の発表が一部の地域に限られる場合にどれだけ認識できるかは不透明だ。
もし「先発地震」が認識できなければ、地震発生から約2時間後を目途に発表される「後発地震注意情報」は人々に唐突と受け止められ、期待される防災行動には直結しない可能性がある。だからこそ、あらかじめ「先発地震」を社会が認識しているかどうかは、この情報を防災・減災に活かせるかどうかを大きく左右する重要なポイントになると考えられる。
そこで筆者は、あえて「後発地震注意情報」を発表する前の段階で発表の可能性について知らせる「予告」情報の導入を提案する。














