震度6強や津波警報がなくても「先発地震」に気づけるか
2025年12月8日に起きた先発地震は、最大震度6強が観測されたほか津波警報も発表されたことで、NHK・民放のテレビ各社は一部を除き、全国放送の特別番組に切り替えてこれを報じた。緊急地震速報(警報)や津波警報の発表対象エリアには緊急速報メールが発信され、スマートフォンの防災アプリでも速報が通知された。
けれども、地震や津波に関する情報が深夜にもかかわらず即時に広く伝わったのは、震度6強という非常に強い揺れが観測され、さらに津波警報が発表されたためであり、決して「後発地震注意情報」の発表基準を満たす地震が起きたからではない。
したがって全国的には、先発地震が発生したことを、地震に伴う揺れを体感して気づいた人よりも、情報を見聞きして知った人の方が圧倒的に多かっただろうと想像がつく。「後発地震注意情報」の発表地域においても、前述の震度や津波に関する情報の地域的なばらつきを見る限り、同様の傾向があったと思われる。
そもそも「先発地震」は、揺れを体感するにせよ情報で知るにせよ、その発生に誰もが気づけるのだろうか。














