「セクハラ気質のある人が首長になってしまった」

 前福井県知事だけではありません。近年、首長のセクハラが相次いでいます。

 <首長のセクハラ 2023年以降>
 ▼岐阜・岐南町 小島町長(74) 99のセクハラ
 ▼岐阜・池田町 岡﨑町長(76) 15人にセクハラ
 ▼愛知・東郷町 井俣町長(57) セクハラ発言
 ▼沖縄・南城市 古謝市長(70) 9件のセクハラ告発
 ※役職・年齢は当時

 山藤氏は、「首長だからセクハラをする」のではなく「セクハラ気質のある人が首長になってしまった」ことが一因だと指摘。周囲から持ち上げられ、「自分は特別だ」「これくらい許される」といった誤った認識が増長されていくと分析しています。

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 また、片山氏は知事経験者の立場から、「首長は権限が集中し、部下から注意を言われにくい立場」であり、「止める人がおらずハラスメントが生まれやすい」。「だからこそ、トップに立つ人間にはより強い自覚と自律が求められる」と言います。

 同じく首長経験者として松井一郎氏は「意思疎通しやすい職場作り」の大切さを話します。

 (元大阪府知事・元大阪市長 松井一郎氏)
 「(首長は)人事権・予算権を持つので、部下から見るとなかなか注意できるような対象にならないけれど、知事や市長に対して『これは駄目ですよ』と言えるような職場作りが大切。万博の時も、幹部の3割は『今じゃない』という意見がありました。意思疎通しやすい、話しやすい職場環境作りが必要」