潜水艦めぐる動き 「原子力」「トマホーク」も
海の忍者と呼ばれ、隠密性が高い潜水艦をめぐっても新たな動きが起きている。

ーー潜水艦の動力として原子力を活用する考えはあるか?
小泉進次郎 防衛大臣(22日)
「あらゆる選択肢を排除せず、抑止力・対処力を向上させるための方策を検討していく」
小泉防衛大臣が否定しなかったのは原子力潜水艦の導入だ。現在保有する通常型潜水艦に比べて、潜水時間や速度が格段に上がる。
古庄幸一 元海上幕僚長
「各国とも仮想敵国を持っている。どこに潜っているかわからないが、万一何かあったら撃つぞというのが潜水艦の目的。どこかにいるよというのが、相手にとっての脅威であり、抑止力になっている」
トランプ氏は10月30日、韓国が切望していた原子力潜水艦の保有を認めた。
報道特集は潜水艦「せとしお」の内部を取材。繰り返し魚雷の発射訓練が行われる様子をカメラがとらえた。
訓練
「当海域を航行する敵艦艇と思われる。この目標に対し魚雷攻撃を行う」

魚雷の発射管室は、潜水艦の艦首部分にある。

ーー(魚雷は)どれぐらい行くんですか?
「距離、それはお答えできません」
ーーだいぶ行きます?
「それなりの距離は行きます」
政府は反撃能力の切り札として、巡航ミサイル・トマホーク400発を約2500億円でアメリカから購入する。実は今でも、日本が保有する潜水艦からトマホークの発射は可能だ。敵基地をピンポイントで攻撃出来る。射程は1600キロ。

仮に長崎県の対馬沖の潜水艦から発射した場合、朝鮮半島や中国の北京、上海がすっぽりと射程に入ることになる。近い将来、潜水艦に搭載されることが考えられる。














