膨らむ期待と今後の課題
井上キャスター:
高市総理への期待感をキーワードでまとめてみました。

▼女性総理
・政治のイメージが変わった
・女性の社会進出なども進みそう

▼親近感
・話が分かりやすい
・笑顔が印象的
・「韓国コスメ使ってます」

▼SNS
・XやTikTokですごく回ってくる
このような声があり、Xのフォロワーは急上昇し、現在196万人になっているということです。

「The HEADLINE」編集長 石田健さん:
一つは女性がリーダーになり、エンパワーメントされているように感じます。これは主義主張関係なく、そういったことを感じる方は男女問わず多いはずなので、非常にポジティブな点だと思います。
もう一つ、親近感について少し気をつけなければいけないのは、若い方が「政策の具体的なイメージはわかないけど何となく期待している」ということです。
これは一見すると若い方が実際の政策ではなく、「何となく雰囲気で選んでいる。若い人だからそう思ってしまう」という見え方がしてしまう。
しかし、実際の調査の中では、繰り返し色々な政策を見ていく中で合理的に判断している側面があるので「若者ってあんまり政治に関心がなくて、何となく意思決定してるよね」という印象を持つのは良くないと思います。
これはそれを向けられた高市総理側にも言えることです。女性総理であることが、ことさらにクローズアップされた結果、親近感やSNSの親しみやすさが、女性リーダーの属性と紐付けられてしまう。
こういうところが「女性だから何となく親近感がある」「女性だから親しみやすい」というメッセージと紐づくことによるネガティブなところです。本来の政策や能力にうまくフォーカスが当たらないというところは我々 発信する側も気をつけなければいけません。
その上で、マーケットの動きを見ると、労働力やエネルギー(原発を含めて)の供給を増やしていく、マネーの供給を増やしていくという、供給サイドに注目した経済政策をメッセージとして出しています。これに対し好感を持っている市場関係者は多いと思います。
高市総理の親しみやすいメッセージ、親しみやすいキャラクターも大事ですが、実際の政策が好感を持って受け止められているという側面を非常に重視して、全体的な高い支持率に繋がっているのかなと見ています。














