待望の女の子…「絶対に嫁にやらん」愛されて育った娘の記憶
10月8日、江津市にある石見智翠館高校で開かれた「命の大切さを学ぶ教室」。

講演のタイトルは「歩と生きる」――「歩」は、中谷さんの娘の名前です。
中谷加代子さん
「『歩』という名前には、一歩一歩自分の道を歩んでいってほしいという願いを込めました」
中谷さんの家族は、夫婦と子ども2人。歩さんと、1つ上の兄がいました。

「歩は昭和61年、1986年6月、お兄ちゃんに続いて生まれた待望の女の子です。
歩が生まれたばかりの時、お父さんは男の人なんでね、あぐらをかいてその上に乗せるようにちっちゃい歩を抱っこして、『絶対に嫁にやらん』と言っていました」
幼い頃は引っ込み思案だったという歩さん。
すぐ中谷さんの後ろに隠れてしまうような、恥ずかしがり屋の女の子でした。














