これまでは鹿児島や兵庫県などを経由していた

輸出する際にそれぞれの国や地域の基準を満たした施設での処理が必要となる和牛。
これまで佐賀県には、こうした施設がなく、鹿児島県や兵庫県などまで和牛を運んでから輸出していたためコストもかかり、輸出量も限られていました。

輸出可能な食肉センターを整備

こうした状況を受けて県が60億円近くをかけて「KAKEHASHI」を整備。

2年前に本格稼働を開始し、生産から加工、輸出まで「オール佐賀」で行うことが可能となりました。

一ノ瀬畜産や、世界各国へ和牛を輸出するWAGYUJAPAN(わぎゅうじゃぱん)などが協力して実現した今回の輸出。

「オール佐賀」の和牛の海外輸出はアメリカとタイに次いで3番目です。

一ノ瀬畜産 一ノ瀬定信 社長
「オール佐賀っていうのが一番意味がある。やっとここまでいったなと。これからより一層台湾のお客さんにプレミアム感を提供していきたいと思っています」