「“石破らしさ”がゼロだった1年」

 約1年、総理大臣を務めてきた石破総理、実績はどうだったでしょうか。自民党HPに記載されている石破内閣の実績(6月28日時点)を以下にまとめました。

 ・コメの価格高騰対策
 ・高校の授業料無償化
 ・「103万円の壁」見直し→160万円に

 この“実績”をどう見るか。武田氏は、石破政権について「“石破らしさ”がゼロだった。戦わなかった1年」と表現しています。

 石破総理はもともと自民党の中でも非主流派で、自民党を中から変えてくれるのではないかという期待が特に地方で大きかったものの、この1年は「党内融和」という言葉がよく聞かれ、党内の和を優先して戦わず、実績があまり見えてこなかった石破総理。

 大八木解説委員は、「唯一姿勢として見えたのは、一番最初の頃に衆議院選挙をやったときに、政治とカネの問題を問われた旧安倍派の人たちを公認しなかったこと」、しかし「その勢いでは全く政権運営はせずに、自分のやりたいことはふたをして、何となく党内融和を図っていた感じ」だと述べています。