武田氏が挙げる有力候補5人

 では、新総裁の有力候補は誰になるのか。

 まず、自民党の総裁選には、党員投票も含める「フルスペック型」と緊急時の「簡易型」の2種類がありますが、今回はフルスペック型で進めるということです。日程は、9月22日告示、10月4日投開票で最終調整をしているということです。

 フルスペック型:国会議員票295票 党員・党友295票 合計590票
 簡易型:国会議員票295票 地方票(都道府県連3票ずつ)141票 合計436票

 こうした中、総裁選の号砲はすでに鳴っています。次の総裁選に出そうな人として武田氏は、前回の総裁選にも立候補した以下の5人を挙げています。※()内は現在の年齢

 高市早苗氏(64)
 小泉進次郎氏(44)
 林芳正氏(64)
 小林鷹之氏(50)
 茂木敏充氏(69)
 (※前回の総裁選の1回目の投票で得票数が多かった順)

 茂木氏は早くも8日に立候補を表明。大八木解説委員は、この茂木氏について「元々、旧茂木派を率いているリーダーなので、推薦人が集まることは明確」としたうえで、「茂木氏の勝率はなかなか高くはないと思うが、早く手を上げることで党内の存在感を見せておきたい狙いはあると思う」との見解を示しています。