
伊集院高校2年の林敬介さんも、特攻隊員の手紙を朗読しました。
戦争のことをもっと知りたいと、この日、祖父・督さんのもとを訪ねました。
(伊集院高校2年 林敬介さん・17)「僕くらいの年齢のときに体験した話を聞かせてほしい」

(林さんの祖父 督さん・97)「家も壊れているし電車もつぶれているし。恐ろしいものができたと思った」
1945年8月9日。長崎に原爆が投下された当時、督さんは長崎医科大学の1年生でした。鹿児島に帰省していた途中、熊本で原爆の「きのこ雲」を目にしました。
(林さんの祖父 督さん・97)「真っ白い雲だった。もくもくもくと。(原爆で)長崎の街が焼けた。焼け焦げた黒い灰が飛んできた、熊本のほうにも」
終戦後に戻った長崎の街は焦土と化していました。
(林さんの祖父 督さん・97)「長崎医科大の病院も空襲を受けて爆弾が落ちたりした」
鹿児島に戻り、医師の道を進んだ督さん。しかし、80年経った今も、世界では戦火が絶えません。

(林さんの祖父 督さん・97)「何で話し合いでもっと結論が出せないか。戦争をして得なことは何もない」














