
朗読会の本番。林さんが朗読したのは、万世から特攻で出撃した京都出身の岸田盛夫少尉が、家族に宛てた手紙です。
(伊集院高校2年 林敬介さん・朗読)「想い出すのは兄弟げんか父に叱られ小藪のかげに我が家なつかし思い出の呼んだやさしい母の声」

(伊集院高校2年 林敬介さん・17)「高校生の僕たちだからこそ伝えられることがあると思いながら、一つ一つの文字を読んだ。今度は私たちが戦争を伝える立場になれたらいい」

(鹿児島玉龍高校1年 畠中日和子さん・朗読)「これも国の為です。決して決して心配しないでくだされ、切に切に、お願いいたします」
(朗読を聞いた人)
「生徒たちの思いがあふれていた」
「(隊員と)同世代が語ってくれるのでストレートに響く」
終戦から80年の夏。手紙に込められた願いは、時代を超えて受け継がれていきます。
高校生の朗読会は終戦の日のあさって15日、南さつま市の万世特攻平和祈念館でも開かれます。午前の部と午後の部があり、入場は無料です。














