夏の風物詩存続へ…民間企業も支援

全国的に花火大会の維持・継続が困難になる中、企業による支援の動きも出ています。

キリンビールは、日本の風物詩を守る取り組みとして「晴れ風アクション」を展開。2年目の今年は、津久見市と杵築市を含む全国95の自治体に対し、「晴れ風」の売り上げに応じて寄付金を分配。また、特設サイトで1日1回無料で取得できる「晴れ風コイン」(1コイン=0.5円分)使って、応援したい自治体に寄付できる仕組みを設けました。

津久見市では、職員の互助会が花火会場で飲食店を出店。売り上げの全額を大会に寄付したほか、「晴れ風」の販売にも力を入れ、コインによる寄付も呼びかけました。

(飲んだ人)「めちゃくちゃおいしいです。これ2杯目です。花火をずっと継続させてもらいたいのですごくいい企画だと思う」「寄付って書いていたので、そうなのかなと思って貢献させてもらった。あって当たり前の存在なので継続してもらえたらうれしい」

石川正史市長:
「津久見市民にとってはなくてはならない花火大会ですので、なんとか維持して守っていきたいという強い思いを持っています」

かつては「当たり前」のように楽しんでいた夏の花火大会。しかし今、その継続には多くの工夫と支援が欠かせなくなっています。