8月JNN世論調査『石破総理は辞任する必要はない』47% 「この数字だけが栄養ドリンク」

 衆院予算委で石破総理は、玉木代表からの「そもそも総理はいつまで続投されるんですか」という問いに「関税合意後も不当な不利益を受けないよう見ていかなければならない。それがいつまでかは断定できない」と答えました。

―――石破総理の発言から続投したい意思が見えますが、武田氏によると、「きょうの総理は明言を避けたが、いつ辞めてもおかしくない」ということですが、辞める可能性もあるということですか?

 「きょう(8月4日)のやりとりで私が一番おもしろかったのは、玉木さんと石破さんのやり取りでした。本人としてはこのまま続けるという意欲はありますが、ただ、衆議院でも参議院でも負けた総理大臣が続けるというのは、それは無理なんですよね。秋の臨時国会を乗り切ることはできないというのは私は一貫して申し上げている」

―――もし総裁変わった場合、野党との連携も変わってくるんですか?

 「当然そうです。次になる総裁は、もう一つのどこかと組んで政権を維持しようということを一番に考えますから。夏の政治決戦はそこですね。自公がどこか引っ張り込むのか、野党でまとまれるのかなんですが、野党がまとまれる可能性は極めて低い。誰に聞いても低い。そうすると自公が国民民主なのか維新なのかどちらを引っ張り込むか、あるいは立憲民主との大連立になるのか。どこを引っ張り込むかというのは焦点」

―――自民党内と世論の“差”をどうみますか?

8月JNN世論調査(8月2日・3日)
「参院選の敗北を受けて石破総理の責任は…?」
【辞任すべき】43%
【辞任する必要はない】47%

 「この『辞任する必要はない』という数字だけが、石破さんにとっては栄養ドリンクみたいなものですよね。だけど現実にはそれはうまくいかなくて、秋までにはやっぱり石破さんが辞任するという局面が迎えることになるでしょうね」