“チラ見せ”卒業証書は何だった?

 6月26日の会見では田久保市長は、「来週の会見に卒業証書や卒業アルバムなどを持参したい」とも発言しています。もし嘘をついていて隠そうとしていたら、卒業証書など持参できないため、嘘はついていないのでは?とも受け取れます。しかし実際は、この後「除籍」ということがわかるので卒業証書などの持参はありませんでした。

 そして、26日の会見より前に“チラ見せした”といわれている卒業証書はいったい何だったのか?という疑問も出てきます。この“卒業証書”について、伊東市議会・青木敬博副議長は「(卒業証書を)パッと開いては見ようとすると引っ込めちゃう」と発言していました。

 その後の7月2日の会見で田久保市長は、「卒業を証明するものだろうとお見せしたが、機能しなくなった」「卒業証書と認識して提示したが除籍である事実が出た。どうしてそうなったか確認中。これ以上の情報の錯そうがあってはならない」としています。

 もし、卒業証書として見せたものが“作成したもの”だったとすると、有印私文書偽造の罪になりますが、「他の書類と“勘違い”したなら罪には問われない」と川崎拓也弁護士はコメントしています。