校舎約半数が耐震不足 学生から不安の声

 建物の耐震性能を表す指標の一つに「Is値」というものがあります。震度6~7程度の地震が起きたとしても、Is値が0.6以上であれば、「倒壊または崩壊する危険性が低い」、つまり一定の耐震性があるとされています。

 京都府立大学がまとめた資料には学内の主な8つの建物のうち、6つでIs値が0.6を下回っています。

 Is値0.6以上が占める割合を耐震化率といいますが、国立大学では全国すべての大学でほぼ100%、私立大学は平均で約96%なのに対し、京都府立大学は約52%で極端に低いのです。
20250625_funman-000315668.jpg
 学生たちは…

 (学生)「(体育館の)壁が剥がれてたりとか、歩くたびにギシギシいったりするんですけど、そういうところでも耐震性の不安を感じたりしますね」
 (学生)「3年生、4年生にあがっていくにつれて、2号館にお邪魔することも多くなっていくので、自分たちが危険な目にさらされる状況になるかもしれないのも、あんまり好ましくないのでちょっと嫌やな」