学生が建て替えを求めるも京都府は認めず
京都には、JR京都駅の北東から滋賀県高島市まで続く全長約47kmの「花折断層」があり、府の想定では大学がある左京区は最大震度7を観測するとされています。
このため一部の学生は今年2月、府に校舎の建て替えなどを求める請願書を提出しましたが、多額の事業費がかかることや学部再編に合わせた整備が必要なことを理由に認められなかったといいます。
こうした状況に高原さんは…
(高原正興さん)「怒りを禁じえない。なんでいつまで放ってるの?(京都府の)言い訳はお金がないって言う。大学の将来像が見えないことが京都府が校舎を建て替えない理由の1つになっている。ちょっと納得いかないですよね」
一級建築士の名和さんは、建て替えがすぐにはできないとしても補強を急ぐべきだと話します。
(一級建築士 名和啓雅さん)「費用対効果の問題もあるかと思いますけど、変形が大きいと思われるところに上手な予算の使い方で補強をしていくと。そういう方法が当面のやり方としては的を射てるんじゃないかなと思いますけど。新しく建て替えるのが理想です」