JA全農などの落札業者から届くまで…約1か月

(大石)「備蓄米が小売りになかなか流通しない問題が発生していますが、備蓄米はありますか?」
(ギフライス 恩田喜弘 社長)「あります。けさ入荷したものもある」

『ギフライス』では今週に入り、ようやく2回目に放出された備蓄米が届いたといいます。

(大石)「ここだけで7トン、今入ってきましたね。8トン目が入ってきました」

(大石)「今後このコメを、作業的にどうするんですか?」
(恩田社長)「今週から入庫しているので、随時精米かけて今週末から。『令和6年産秋田県産めんこいな』として単一原料米で出荷する」

2回目の備蓄米は4月中旬からJA全農などの落札業者に引き渡されたということですが、その後、卸売業者の『ギフライス』に届くまでに約1か月かかっています。

(大石)「これまでなぜ備蓄米は小売りに届かなかった?」
(恩田社長)「JA全農での仕分け作業で卸売業者に落札結果が降りてくるのも1週間から10日かかる。それからコメ(の輸送)を申し込む。(申し込みから)最短でも1週間~2週間後しかコメが来ないので、入札が終わってから約1か月は入庫してこない」

恩田社長によりますと、大量の備蓄米が全国の卸売業者に分配されるため、米の量や、運ぶ日程の調整などに約1か月はかかってしまうということです。