「備蓄米」の表記はなく…入荷してもすぐに売り切れ

備蓄米の表示に明確なルールはありませんが、備蓄米の9割以上を落札したJA全農は、消費者の混乱を避けるため卸売業者などに「備蓄米」と表示せずに販売するよう求めています。

(50代)「(Q:備蓄米かどうかの見分け方は知っている?)見分け方、分からない」
(70代)「(Q:この辺りは備蓄米が入ってる?)(備蓄米は)この辺りでは聞かない」

表記の分かりづらさに加え、まだ潤沢に店頭に行き渡っていない政府放出の『備蓄米』。この店では定期的に入荷できているといいます。

(コープあいち コープ大高インター店 寺島健人 店長)
「既存の取引先で準備ができたところから、コンスタントに週に1回程度入荷している。(Q:入荷して売れ行きは?)当日か翌日の午前中には売り切れる」

店頭に並べば、すぐに売り切れてしまう『備蓄米』。しかし、国内全体への流通になぜ時間がかかっているのでしょうか。

備蓄米をスーパーに届ける、岐阜市の卸売業者を訪ねました。