開発のきっかけは東日本大震災の教訓
ライフジャケットの開発は東日本大震災で、最期までに職務にあたった南三陸町の職員らが、津波の犠牲になったことを教訓に進められてきました。有馬さんは南海トラフ巨大地震などで津波被害が想定されている自治体の職員向けに導入を進めたいといいます。
ガーディアン72 有馬朱美社長:
「東日本大震災で被災した人達の思いが詰まって、これから先の災害に対応できる。そういうものにしていきたい」
開発プロジェクトが始まって2年。
ライフジャケットのアイデアを有馬さんに提案した南三陸町の元職員、高橋一清さんも災害時に役立つと期待します。

南三陸町元職員 高橋一清さん:
「町民や仲間の尊い命を失った経験の中からのアイデアだった。彼らの命がこういう形で次の災害に役立つことが一番報われる形になる」
