GPSライフジャケットとは

受信施設から100キロほど離れていても位置情報の受信が可能な性能を持っています。この位置情報を頼りに、津波で流された人の位置を特定し、救助につなげることができます。

このGPSライフジャケットを手がけたのがガーディアン72の有馬朱美社長です。

ガーディアン72 有馬朱美社長:
「私たちがこの取り組みを始めて、2年3年、あっと言う間だった『もっとこうしたら』『これはこうかもね』、それが一緒になってここまで作ることができた」

南三陸町では、2年前から開発に向け実証実験が続けられてきました。5キロ沖の海上を漂流している人の救助を想定したおととしの実験では、ライフジャケットを着用したダイバーの位置情報を正確に受信することができました。

福祉施設の職員:
「これからこのジャケット着ますよ」

こちらは、福祉施設の入所者の避難を想定した実験です。用意した3種類の形のライフジャケットのうち羽織る形のものは30秒ほどで着用することができました。

福祉施設の職員:
「数があれば自分もライフジャケットを身に着けるけど、でもやっぱり最後かな。助けられなかったら自分がなくなるより辛い」

ガーディアン72 有馬朱美社長:
「全員が持っていて、いつでも簡単に自分が身に着けられるようになれば」