津波で流された人を迅速に救助しようと民間企業と宮城県の南三陸町が開発を進めてきたGPS搭載のライフジャケットが完成しました。
6月から南三陸町など県内外の3つの自治体で試験運用が始まる予定で、震災の教訓を生かす取り組みが実用化へ大きく踏み出しました。

5月2日、南三陸町役場で新型のライフジャケットとそのシステムの発表会が開かれました。

このライフジャケットは、津波で流された時に迅速に救助できるよう、災害支援を手がける企業「ガーディアン72」が南三陸町と連携して開発を進めてきました。そのライフジャケットの最大の特徴は…

ガーディアン72 有馬朱美社長:

「下からのぞいてみてください。ここにGPSが入ってます」

がれきなどから頭を守るフードにGPSが埋め込まれているのです。