酪農家の減少やエサ代の高騰化など…厳しい現実
(大内山酪農農業協同組合 村田憲一さん)
「大内山酪農の牛乳は皆さまに安心して飲んでいただけるように、徹底した衛生管理のもと製造している」

飼育技術の向上もあって、生産量は維持できていますが、実は、組合加盟の酪農家は12軒と、30年で6分の1以下に…。
さらに、輸入に頼る牛のエサ代は、物価高と円安の影響でこの6年で1.4倍に跳ね上がり、経営の厳しさは増しています。
(大内山酪農農業協同組合 村田憲一さん)「農家の高齢化もありますし、乳牛を育てるのは365日休むことができないので、なり手がいない」

一方、牛乳は日持ちせず、小売店が在庫を抱えたがらないほか、学校給食にも使われることから、値上げが難しいのが現実。そこで、ブランドを守ろうと力を入れているのが「消費の拡大」です。