新たな「消費拡大」向けた戦略 地元の人も…
コロナ禍では一時、学校給食が休止されましたが、大内山牛乳は、宅配スーパーに販路を広げるなどして逆に売り上げを伸ばしたほか、去年はインフルエンサーとタッグを組み、YouTubeで番組を展開するなど新たなファン獲得も狙っています。

(大内山酪農農業協同組合 村田憲一さん)「僕自身も子どものころからずっと飲んでいる牛乳なので、これから先100年守っていきたい」
消費の拡大で、ブランドを守りたいという思いは地元の人にも…。
「大内山牛乳」の工場の近くにある喫茶店「Cafe Tora8」は、シュークリームやクレープなど「大内山牛乳」をふんだんに使ったスイーツが看板メニューです。

(中道陸平記者)「大内山牛乳とバターを使ったクレープ、いただきます。口の中にバターの濃厚な香りが広がります。ミルク感もたっぷりで甘くておいしいです」

店主の薗部眞理子さん。もともと夫と2人で製菓店を営んでいましたが、町内の子どもが減りケーキなどの注文も減ったことで、20年ほど前に店を畳んでいました。