地元で愛される“大内山牛乳”にも悩みの種
三重県津市のこちらのスーパーに売られているのは、学校給食の7割で提供されている「大内山牛乳」。関連商品は、なんと牛乳売り場の約4分の1を占めていて、1リットルのパックは1本300円超えと、少々値が張っても、買い物に来たみなさんは、次々とかごの中に。


(買い物客)
「味が濃い。学校給食はみんな大内山牛乳だったから、昔からこればっかり(選んでいる)」
「地産地消にいいかなと思って、大内山牛乳を好んで飲んでいる」
大内山牛乳は、年間50億円の売上を誇りますが、悩みの種は生乳を納品する、酪農家が減っていることです。
三重県を代表する「ご当地牛乳」は、人口約6800人。県内で2番目に高齢化率が高い、大紀町で生産されています。

77年前に生産が始まった「大内山牛乳」は毎朝、三重県内から届く絞りたての生乳をすぐに製品化していて、コクがありながらも、飲みやすい味わいが特徴。1リットルの紙パックは、1日約5万本が生産されています。