幼いころから絵を描くことが好きだったという大森さん。鉛筆画と出会ったのは、地元の大学を休学していた20歳のころでした。環境に馴染めず行き詰まっていたとき、自分を表現する手段としてたどり着いたと言います。

(大森浩平さん)「自分の細かすぎる性格や神経質のせいで学校に通えず、悩んでいた時期があった。好きなことや得意なことと自分の性格をあわせて、何か表現できないかと考えたときに鉛筆画にたどり着いた。自分の存在する意味を感じさせてくれる存在」

九州初開催の作品展に、鹿児島のファンは。

(鹿児島市から)「人が鉛筆一本で描いたのかと感動」

(鹿児島市から)「光具合が素晴らしい」「魔法の手」

(大森浩平さん)「作品を見ていただくことで、その人それぞれの可能性を感じたり、これから取り組もうとしていることへのエネルギーや原動力を持ち帰っていただけたらうれしい」

「鉛筆画大森浩平展」は、鹿児島市の長島美術館で来月18日まで行われます。

大型連休中の来月3日から6日と、来月17・18日には、大森さんによるトークイベントも開催されます。