問題が、民間業者との買取り金額の差です。JAの場合、目安となる前払い金=概算金は去年、一般のコシヒカリで30キロ8500円こだわり米には若干の加算金があります。一方、民間業者は一般のコメでさえこだわり米より2千円から3千円高い値で買い取ったそうです。
説明会では、今年の買取り金額が注目されましたが…
JA全農ひろしま 田川雄大 調査役
「概算金とか買取り価格、どうなるか確定的なことは申し上げられないですけど、今の情勢を踏まえながら維持をして行きたいと」
農家
「もう少し高くなるといいなといつも思ってました」
それでも参加者はJAとのつながりを大切にしているようでした。
農家
「いろいろ指導してもろうてからね、農協で。その通りやってみとりますんでね」
応募の締め切りは来月上旬。それまで農家への勧誘が続きます。
JA全農ひろしま 田川雄大 調査役
「集荷競争が非常に激化しておるというところで、私たちも非常に苦戦しておると。生産者の方、巡回させてもらっての推進とかですね、そういうところで募っていきたいと」
柴田和広 記者
「JAが苦戦しているのは、こだわり米に限ったことではありません。コメの倉庫の中を見せてもらいました」

JAひろしま広島北部地域営農経済センター 砂田朋彦 課長代理
「こちら、6年産のおコメです」
安芸高田市内の農家からJAが買い集めた一般のコメです。
砂田課長代理
「例年に比べて3割は少ないと、普段ならもうちょっとこっちに来てるんですけど」

少ないわけは、去年夏のコメ不足の影響で例年より販売量が多かったこともありますが、一番は集荷量そのものが少なかったからです。
砂田課長代理
「集まる量も集荷の量も3割から4割は少ないと思いますね」