広島市は政府が物価高対策として推奨する「おこめ券」ではなく、プレミアム商品券を検討していると明らかにしました。

広島市・松井一実市長
「プレミアム商品券の方が、お米だけではなくて、それも含めた広い支出に対応できるということをアピールしやすいのではないか」

松井市長は会見で、広島市では「おこめ券」ではなく1人あたり5000円分のプレミアムがついた商品券を検討していることを明らかにしました。

また、広島県内で養殖カキが大量死している問題では、事業者から資材が高騰する中、経費負担への要望などが上がっているとして、負担軽減につながる支援策を講じたいと話しました。

一方、平和公園の原爆供養塔の遺骨のうち、1人について初めて遺髪による「DNA型鑑定」で身元が特定できたことについて、松井市長は「ご遺族の思いを、ある意味で達成することができ、被爆者の方々の思いの一部というか、全てではないとしても思いを叶えることに、ご支援できたということを非常にうれしく思っている」と話しました。

遺髪の「DNA型鑑定」については、今後も可能な限り続けたいとしています。