“老けにくい”バナナは?

Q.食べると“老けにくい”バナナは?
A:「完熟したバナナ」
B:「緑色が残ったバナナ」

弁護士 八代英輝:
「完熟したバナナ」。あの黒い斑点に何かあるんじゃないかな…

正解は・・・
B:「緑色が残ったバナナ」

バナナには「レジスタントスターチ」という、善玉菌を増やし腸内環境を整える成分が多く含まれており、最近の研究では腸内環境を良くすることで老化を抑えられる可能性があることが判明しています。
「付け根に緑色が残ったバナナ」は「グリーンチップバナナ」と呼ばれ、黄色のバナナよりも約1.25倍、レジスタントスターチが多く含まれています。
これにより根来氏は、美肌やストレス改善などの効果が期待できるとしています。

恵俊彰:
「美肌」と「ストレス改善」って、全く違いそうな感じですけど。

ハーバード大学医学部客員教授 根来秀行氏:
「腸」という意味で共通しています。
レジスタントスターチは消化されにくいデンプンなので、胃から小腸をこえて直腸まで届いて、善玉菌に餌をあげるという特徴があるんです。

コメンテーター 朝日奈央:
スムージーにしても大丈夫ですか?

ハーバード大学医学部客員教授 根来秀行氏:
いいと思います。
ただバナナにはカロリーもあるので、1日に1、2本が目安です。

老化予防に「地中海食」

老化予防に世界が注目している食事が「地中海食」です。
「地中海食」というのは、スペイン・イタリア・ギリシャなど地中海沿岸の国や地域の人が食べている伝統的な料理です。
主な特徴は、
▼野菜やフルーツを豊富に使用
▼オリーブオイルを使用
▼豆類やナッツを使用
▼食事と一緒に適量のワインを飲む

ハーバード大学の研究によると、地中海食がヒトの寿命を伸ばす効果が期待されています。
心血管疾患、がん、パーキンソン病、アルツハイマー病のリスクが低下、死亡率が低下、さらに肥満防止効果もあるそうです。

具体的に何をどれくらい食べたらいいかがわかるピラミッド表があります。

月に数回⇒牛肉、豚肉、お菓子やケーキなどのデザート
週に数回⇒鶏肉、卵、チーズ、ヨーグルト
毎週少なくとも2回⇒魚、シーフード
毎日の毎回の食事⇒野菜、果物、全粒粉、豆、ナッツ類、オリーブオイル、マメ科植物及び種子、ハーブやスパイス
※適度にワインを飲む、毎日水を飲む
土台として、毎日の運動と、誰かと一緒に食事をすることが挙げられています。

ハーバード大学医学部客員教授 根来秀行氏:
この地中海ピラミッドは、1993年にハーバード大学とWHOが一緒に作った地中海食のパターンを食品別にわかりやすくしたものです。
中海沿岸の地域の人の寿命が長い、あるいは心血管疾患になりにくい。高脂肪食を摂っているにもかかわらず血中コレステロールが低い。
そういう特徴があって研究が進みました。