根来教授提唱 老化予防の「呼吸法」

青山学院大学陸上競技部でも10年前から実践されている呼吸法があります。

【肩甲骨ほぐし】
日常的に安定した呼吸を行うには、呼吸筋を鍛える必要があります。横隔膜も含む肩甲骨辺りの筋肉を動かすことで、呼吸筋を鍛えることにつながります。

〔1〕背筋を伸ばして指先を左右の肩に乗せる
〔2〕両肘で前後に円を描くイメージで、腕全体を前から後ろに5回、逆に5回まわす

【4・4・8呼吸法】
ゆっくりと深呼吸をすることで心拍数や血圧を低下させます。
集中力アップやストレス軽減、快眠効果などが期待されます。

〔1〕楽な姿勢でイスに座り、息を吐き切る
〔2〕お腹を膨らませながら4秒かけて息を吸う
〔3〕4秒間息を止める
〔4〕お腹をへこませながら8秒かけて息を吐く
※無理のない範囲で実施してください

ハーバード大学医学部客員教授 根来秀行氏:
これを数回やると確実に副交感神経が上がります。習慣化すると日中からリラックスできます。できれば1時間とか1時間半に1回やっていただいて、寝る前にちょっと多めにやるといいです。

(ひるおび 2024年12月18日放送より)
==========
<プロフィール>
根来秀行氏
ハーバード大学医学部客員教授
抗加齢医学・睡眠医学などの分野で国際的に活躍