「飲料水・災害用トイレは最低3日分用意」能登半島を教訓“災害への備え”

巨大地震が起こった場合、高い確率で下水道が止まります。「飲料水」と「災害用トイレ」の準備は最低3日・できれば1週間分用意しておくことをお勧めします。(※筆者の体験に基づいたものです)

避難所の小学校で水を支給する陸上自衛隊員

水はあらゆる場面で必要となります。飲み水だけでなく、手など汚れた場所を洗い流す・身体を拭く・歯を磨くなど多岐にわたります。能登半島地震の場合、風呂・シャワーに、少なくとも1週間は入れなかった被災者がほとんどだったと思います。また、冬場の空気は乾燥しているため、のどが乾きやすくなります。

避難所生活が長期化すると、新型コロナウイルス・インフルエンザなどの感染症にも気をつけなければいけません。身体を清潔にしておくためにも、消毒液・ウエットシートなどを効果的に使いましょう。

防災用品は、子どもやお年寄りの人数・避難所で過ごすかどうかによって変わってきます。巨大地震はいつどこで起きるか分かりません。いま一度「災害の備え」を話し合ってみてください。