栃木県の東北自動車道で、事故を起こして停まっていた乗用車に家族3人が乗った乗用車が追突し、2歳の男の子が重体になった事故で、警察は最初に事故を起こしたトルコ国籍の男を無免許運転などの疑いで逮捕しました。

この事故は、きのう午後7時半すぎ、栃木県鹿沼市の東北自動車道・下り線で、ガードレールにぶつかり追い越し車線に停まっていた乗用車に家族3人が乗った乗用車が追突したもので、追突した車に乗っていた2歳の男の子が頭を強く打ち意識不明の重体となっています。

最初に事故を起こした車を運転していた男は車を放置して立ち去っていましたが、きょう未明、警察が栃木県内で発見、先ほど逮捕しました。

逮捕されたのはトルコ国籍で埼玉県に住む解体業のベアジット・セイト・イゼツ容疑者(30)で、事故を警察に報告しなかった事故不申告と車を放置した危険防止措置義務違反、さらには無免許運転の疑いが持たれています。

ベアジット容疑者は「無免許運転については間違いないが、事故の届け出についてはパニックとショックで思いつかなかっただけで決して逃げようとしたわけではない」と容疑を一部否認しています。