戦後80年に合わせてかつて対立した各国のリーダーの子孫が集まり、平和について話し合うイベントが14日、広島市で開かれました。

「Hiroshima PEACE IGNITER Program HOPE80 talks」は、各国の歴史的なリーダーの子孫たちによる世界巡礼のプロジェクト=「HOPE80」の一環として開かれました。

非暴力を訴えたマハトマ・ガンジーのひ孫をはじめ、太平洋戦争の開戦に深く関わった元総理大臣・東條英機のひ孫や、原爆投下を決断したアメリカのトルーマン元大統領の孫など5人の子孫が登壇。

国境や宗教、歴史を超えて平和を実現しようと訴えました。

元総理大臣・東條英機のひ孫 東條英利さん
「おれの弁解はするなと(曽祖父に)言われていたので、戦後80年まで東條家として多くを語らず生きてきたが、実際にまず対話をし、繋がるということがとても大事」

子孫たちは22日まで全国各地を周り、平和イベントなどに出席する予定です。