世界陸上東京大会が9月13日(土)、35キロ競歩で開幕します。2年前のブダペスト大会、男女同日程で行われた35キロ競歩でゴール直後にプロポーズ成功し、東京大会は婚約者として出場する2人に迫りました。

世界陸上開幕1週間前。スロバキア代表合宿地の高知で婚約者としてトレーニングをする2選手がいました。ドミニク・チェルニー選手(男子競歩)とハナ・ブルザロワ選手(女子競歩)です。2年前の世界陸上ブダペスト(ハンガリー)大会、男女ほぼ同じ時間に行われた35km競歩で、ドミニク選手がゴール直後のハナ選手にプロポーズ。見事成功し、世界中から祝福を受けました。2020年4月5日から交際していた2人は3年の時を経て婚約したのです。
▼ドミニク・チェルニー選手
「大会を迎える前からハナから『いつプロポーズしてくれるの?』というのは言われ続けていて、2024年のパリオリンピックでプロポーズしようと思っていたんだ。パリは恋の街とも言われているからね。でも、パリでは他のカップル選手たちみんながプロポーズすると思った。ハナも予想しているかもしれないし。期待を裏切る意味で2023年の世界陸上のゴール後に、サプライズでプロポーズしようと決めたんだ」
世界陸上という大舞台で人生最大のハイライトを迎えることにしたドミニク選手。しかし、2人が揃って出場する35キロ競歩は同じ日に行われ、男子のドミニク選手がスタートした直後にハナ選手もスタートするスケジュールでした。