ほぼ休憩なしで「10時間」勤務

授業が終わり子どもたちの帰りを見送ったあとも、保護者への電話など業務は多岐にわたります。

小藤田先生
「もしもし小藤田です」「6年1組担任の小藤田です」

残っているテストの丸付けも放課後に行います。

小藤田先生
「算数苦手な子が高得点取るとうれしい」

体育館に来た小藤田先生。学校の戸締りも、先生同士で手分けして放課後に行います。

結局、勤務が終了したのは午後5時。ほとんど休憩することなく10時間働きました。

小藤田先生
「どんなにいい授業を作っていても、子どもとの関係性ができてないと子どもには何も伝わらない」

「僕は子どもたちとコミュニケーション取りたいので、基本的に(テストの)丸付けとか、給食の時間はしないようにしている。休み時間も削れない。僕の中では子どもたちとの信頼関係は遊びが一番、関係性が作れると思っていて、とにかく子どもたちと全力で休み時間、体を動かして遊ぶ」

勤務時間を管理する校長先生も悩みを口にします。

伊藤校長
「子どもが帰った後って1時間ぐらいしかないんですよ、(所定の)勤務時間で考えると。その中で、毎日5時間6時間の授業の準備をするのは、なかなか難しい

小藤田先生
「先生たちがより働きやすくなって、より子どもたちと関係性も作れて、授業の準備もできる、そんな教育の世界になっていってくれたら嬉しい