戦時中は空襲警報が鳴っても実際に爆撃はなかったため、清水さんは気のゆるみから友だちと一緒に町へ出かけます。

しかし、そこで待ち受けていたのは・・・



清水昭伯さん:
「機銃掃射そういうものを受けて、機銃掃射の時に私は慌てて国道から(近くの)枝道へ飛び込みました。空襲を受けて慌てちゃったから、友だちと一緒にいることなんか忘れちゃって。あぁ防空壕にいれば良かったと思って防空壕を目指して」



初めての空襲に慌てふためき、防空壕のある場所に向かって必死に逃げる清水さん。
目にしたのは爆撃の影響で防空壕が崩れ、仲間が生き埋めになっていたという凄惨な状況でした。

清水昭伯さん:
「阿鼻叫喚というんですかね。もう話すに堪えないようなそういう状況で私も怖くなって。とにかく逃げたいって気持ちですね」

松島アナウンサー:
「逃げるときはどのような感じで逃げたんですか?」

清水昭伯さん:
「足を引きずりながらね。(気持ち的に)駆けてなんか行ける状況じゃなかった」