SL人吉ラストランと鐘ヶ江駅長「最後の出発コール」

3月いっぱいで駅長を交代することになった鐘ヶ江駅長。3月23日はSL人吉のラストラン。鐘ヶ江駅長にとっても、駅長としての最後のイベントだ。

博多駅から吉塚駅まで回送するSLに乗って、インスタライブを行う。ホームにはSL人吉の最後の雄姿を見ようと、多くの鉄道ファンが詰めかけた。汽笛を鳴らすSL。インスタライブの画面に、「汽笛で泣いてしまいます」というコメントがアップされていく。SL人吉は、101歳での引退だ。再び博多駅に戻って、お客さんを乗せてラストランの出発式。鐘ヶ江駅長のかけ声で、SLが走り出す。

「出発!」

鐘ヶ江駅長は両手を大きく振って、SLを見送った。



鐘ヶ江理恵駅長「私の最後の出発式がSL人吉のラストランと一緒で光栄だなと思いながら、私もラストだなと思いながらやっていました。鉄道会社に入社したんですけど、博多駅に来てなければ鉄道がこれだけ大変な思いをして、みんなが当たり前のことを当たり前にやることを日々頑張ることによって、鉄道の運行ができているという苦労を知らずに私は卒業するところだったと思うので、本当にみんなの毎日の頑張りに感謝したいと思います」

2年11か月の博多駅長勤務、お疲れさまでした!