沖縄県民のソウルフード、沖縄そば。その麺をめぐって、いま静かな変化が起きている。
長年、沖縄そばの麺といえば「ゆで麺」が定番だった。ゆでた後に油をまぶし、そのまま袋詰めにして店舗へ配送する。調理する側にとっては、さっと湯通しするだけで提供できる手軽さが魅力だ。
しかし最近では、店舗でゆで上げる「生麺」タイプの人気が高まっている。

今年4月、南風原町に開業した沖縄そば店がある。製麵所が経営する生麺専門店、「タイラ製麺所」では、工場直送の麺を、客の注文が入ってからゆで上げる。麺の風味、食感が人気だ。
「ツルツルもちもちしてます」「この麺がどタイプです」