客室は全72室、男女別エリアとなっていてシャワー室を完備し、シャワー利用のみも可能となっています。全国の主要都市や空港、ハワイに11の施設を展開するファーストキャビン。沖縄初進出で、空港内では羽田空港、関西国際空港に次ぐ3拠点目となります。
▼ファーストキャビン那覇空港 田中健支配人
「日本国内の主要空港にはほとんど宿泊施設があるんですが、今回那覇空港初めてのホテルということで待っていたという声は結構聞くので、地域の役にたてればと思っています」
ビジネス利用や一人客をターゲットに、インバウンド需要も見込んでいます。
▼東京から沖縄を訪れた人
「空港に着いたときにシャワー入って帰るとかは良いですね。(利用するなら)帰りですね」
▼イタリアからの観光客
「空港について少し寝て休めるのはとても良いと思う」
▼イギリスからの観光客
「シャワーなどが使えるのはとても助かります」
「特に日本各地を観光するときや待機時間が長い時など、シャワーもあるホテルを利用できるのは便利だと思う」
昨年度、那覇空港の乗降客数は2164万人あまりで、コロナ禍前の2018年を上回り過去最高を更新しました。
ファーストキャビンの開業は空港利用者の利便性向上につながると、ホテルを誘致した那覇空港ビルディングの照屋義実社長は話します。
▼那覇空港ビルディング 照屋義実社長
「夜間に入ってくるお客さんからすると、タクシーもないモノレールも止まっているとなると、やはり空港のビルの中にホテルがあることは大いに役立つ。那覇空港の機能強化という点からも真っ先に取り組むべき課題の一つだった。それがいよいよ実現する」
那覇空港は利用客増加に伴う駐車場や周辺道路の混雑解消のため、新たな立体駐車場の整備を計画しており、今年度中に着工し2029年度の供用開始を目指しています。