アメリカ軍機の夜間飛行差し止めなどを求める「第三次普天間基地爆音訴訟」で裁判官らが18日、基地周辺を視察しました。

この裁判は普天間基地の周辺住民など5800人あまりが、アメリカ軍機の夜間飛行差し止めなどを国に対して求めているものです。

原告からの要望で行われた現地視察では、原告の弁護団や、那覇地裁沖縄支部の裁判官3人、被告の指定代理人である防衛省などの職員が参加。

普天間基地周辺でアメリカ軍機による騒音を測定したほか、原告である住民がことし9月から2か月間調査した飛行ルートなどについて裁判官に直接説明しました。

裁判官らは時折、飛行していた戦闘機の爆音を実際に体験していました。

弁護団・加藤裕事務局長
「裁判官に原告の声を聞いてもらうとともに、爆音の実態を数字ではなく直接体験してもらうことを目的に、この現地進行協議という日程が持たれました」

裁判は、来年2月に原告への尋問が行われる予定です。