来年度の診療報酬の改定について、政府は、医療従事者の人件費などにあてられる「本体」を3.09%引き上げる方向で最終調整に入りました。「本体」の引き上げが3%を超えるのは30年ぶりです。

医療機関の主な収入源である診療報酬は、国が原則2年に1回改定するもので、医療機関が自由に値上げすることはできません。

物価高などの影響で医療機関の経営状況が悪化する中、政府は、来年度に行われる診療報酬の改定について、医療従事者の人件費などにあてられる「本体」を3.09%引き上げる方向で最終調整に入ったことが、関係者への取材で分かりました。

前回の改定時の「本体」の引き上げは0.88%で、3%台を超えるのは30年ぶりです。