
米軍は事故直後に現場を封鎖し、県警による捜査も拒否した。普天間基地の危険性だけでなく、日米地位協定の不条理を改めて突きつけたあの事故から21年。
大学は今年、この8月13日を「平和の日」と定め、集会を開いた。普天間基地の早期閉鎖と、平和の尊さを考える1日となった。大学は今後、普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止と基地閉鎖を求める要請文を国などに提出する考えだ。
今年この集会の取材にあたったのは、事故当時、沖縄国際大学の大学院生だった照屋貴奈リポーター。当日は、ヘリ墜落の直前まで大学の図書館にいた。
照屋リポーター:
「図書館を出るタイミングがもう少しずれていたら、そう考えると今でも恐ろしく感じます。私は、事故が起こる5分ほど前に墜落現場の前を通っていました。墜落直後、友人から事故の一報を受け、大学近くに行くと、信じられない光景を目の当たりにしました」