――古堅さんにとって6月23日(慰霊の日)はどういう日か
「…申し訳ないが、6・23と言ってきたが、ちょっと今、瞬間的にど忘れしてしまって…」
▼娘・克子さん 「慰霊の日さね。元気な時は毎年健児の塔にも行っていたさね」
▼古堅実吉さん 「ああそうか」

「毎年健児之塔の慰霊祭にいってたさね」
「うん…」
「沖縄師範健児之塔。思い出されてきた。やっとこさ。亡くなった同窓生は380人あまり。慰霊の日を忘れるなんて。古堅実吉、大事な大事なものを忘れちゃいかんぞという叫びが聞こえてくる」
「慰霊の日を忘れてはいけない」。消えゆく記憶と抗い繋いだ証言は、この映像をはじめ、回想録などによって後世へと受け継がれていきます。
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古堅さんは万全な状態で話せない状態でも「他に代わる人がいないから」と取材を引き受けてくださいました。
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