悲運 「沖縄への疎開」

太平洋戦争のさなか、大阪から沖縄へ疎開し、地上戦に巻き込まれた家族がいました。当時5歳だった男性は今、大阪から沖縄を思っています。

山端立昇さん

大阪沖縄県人会の会長を務める、山端立昇(やまのは・たつあき)さん。1940年、沖縄県の南大東島で生まれました。山端さんが1歳のとき、家族は大阪へ。父親の「徴兵検査」がきっかけでした。

「徴兵検査というのは本籍地でやるみたいで、(旧美里村)松本行って、そっから大東島に帰らずに、そのまま大阪へ “逃げて” きた、というのかな」