戦争資料調査の研究会に入り、小学校の平和授業で語り継ぐ活動も
(研究成果を発表する亀田雅弘さん)「アメリカ海軍の搭乗員が400~500の飛行時間を確保しているのに対して、大戦末期の日本海軍の搭乗員は約半分の250時間程度しか確保できていないことがわかりました」
亀田さんは太平洋戦争の資料を調査する「豊州戦史研究会」のメンバーでもあり、定期的に研究の成果を発表しています。また、戦争体験者の証言をもとに、地元の小学校の平和学習で語り継ぐ活動にも取り組んでいます。
「戦争は無駄… こんなばからしいことはない」
(亀田雅弘さん)「我々に向けてのメッセージをいただけたら」
(西原清介さん)「戦争ほど無駄なものはない。だって人と人の殺し合い、破壊でしょ。こんなばからしいことはありませんよ」

(亀田雅弘さん)「いま自分たちが一番平和を享受している。いま、また怪しい時代になってきている。平和の尊さや命の大切さをいま一度見つめ直す必要があるのではないかと、お話を聞いて改めて感じた」

終戦から78年、戦争体験者から生の声を聞ける機会は年々減少しています。亀田さんはこれからも薄れゆく記憶を集め、後世へとつなげていきます。
(亀田雅弘さん)「証言を聞いてみないとわからないことがあり、新たな発見があった。研究会の発表会を通して、少しでも若い世代に平和の大切さを訴えていけたらと思います」