香港の高層マンションで火災があり、これまでに13人の死亡が確認されています。

真っ赤な炎に包まれるマンション。26日午後、香港の大埔区の高層マンションで起きた火災は現在も続いていて、地元メディアによりますと、これまでに現場で救助活動にあたっていた消防隊員1人を含む少なくとも13人が死亡しました。また、23人がけがをしているということです。

現場は高層マンション8棟が立ち並ぶ団地で、出火当時、大規模な修繕工事が行われ、竹でできた足場が組まれていました。

消防は「足場から出火した」と説明。「火のついた足場の破片が飛散し、他の棟にも火が燃え広がった」とみているということです。

現場にはおよそ760人の消防隊員らが駆け付け、現在も消火活動が行われています。

香港の日本総領事館によりますと、「現時点で日本人が火災の被害に遭ったとの情報はない」とのことです。

火災について習近平国家主席は26日夜、死亡した消防士や哀悼の意を示すとともに、遺族や被災者へのお見舞いを伝えました。また、鎮火に全力を尽くすとともに、被害を最小限に抑えるよう求めています。

また、香港メディアによりますと、およそ200人と連絡が取れていないとの情報もあるということです。